やはりスキルリキャストDOWNはスキルタイムUPより劣るのか?【ショバフェス】

2022年7月31日

PIRO4DによるPixabayからの画像

本記事では、リズムゲームアプリ「SHOW BY ROCK!! Fes A Live(ショバフェス)」におけるブロマイドの潜在能力「スキルリキャストDOWN」は「スキルタイムUP」より劣るのかどうかについて調査した内容を紹介しています。

以前、この2つの潜在能力についてどちらが強いのか調査したことがありました。当時はレゾナンスソウル2が実装されてまだ間もない頃で、その時はスキルタイムUPの方が強いという結果になりました。

当時の調査ではレゾナンスソウルのアクティブスキルに関する特殊効果(発動率・効果時間・クールダウン時間に関する効果)を考慮していませんでしたが、それは効果が微々たるものであったからだと記憶しています。

しかし、レゾナンスソウル3が実装され、上位の効果を解放できるようになった現在においては、これらの効果はそれなりに効果があることがわかっています。

ということで、今回はレゾナンスソウルの特殊効果を考慮してスキルタイムUPとスキルリキャストDOWNのどちらが強いのか改めて調査しましたので、その内容を紹介したいと思います。

調査内容

「スキルタイムUP」または「スキルリキャストDOWN」を持つブロマイドをバンドに編成する場合、どちらの方がスコア(ハイスコア)が高くなるのか、レゾナンスソウルの特殊効果を考慮して調査した。

また、冒頭で紹介したスキルタイムUPの優位性を再確認するために、まず初めにレゾナンスソウル2のLv10までの強化に限定した環境で調査を行なった。

なお、調査は3つの楽曲で行った。

調査で行なったこと
  • レゾナンスソウル2のLv10までの強化に限定した場合のスキルタイムUPの優位性の再確認
  • レゾナンスソウル3までの強化も含めた場合のスキルタイムUPとスキルリキャストDOWNの優劣の確認

調査に使用したバンド

現在のトレンドスキルである「リンクUP」および「リスキーダブルUP」を持つブロマイドを編成したバンドで調査を行うことにした。

また、前回の実験的な調査から、リンクUP4枚とリスキーダブルUPの編成はスコアを出しやすい編成の1つであることがわかっているため、潜在能力は異なるが、この編成比を採用した。

この編成の内、リンクUPを持つある1枚のブロマイドだけ潜在能力とレゾナンスソウルの特殊効果を色々変えて、どのような条件でスコアが高くなるのかを確認した。もちろん潜在能力にはスキルタイムUPまたはスキルリキャストDOWNを割り当てた。各ブロマイドに割り当てたレゾナンスソウルの特殊効果については後述する。

アクティブ
スキル
潜在能力レゾナンスソウルの
特殊効果
1枠リンクUP++可変可変
2枠リンクUP++スコアUP+固定
3枠リンクUP++スコアUP+固定
4枠リンクUP++スコアUP+固定
5枠リスキーダブルUP++スキルタイムUP+固定
バンド編成のイメージ

調査に使用したブロマイド

今回の調査も既存のブロマイドだけでは行えないため、ある既存ブロマイドのステータスを全てのブロマイドのステータスとして採用することにした。なお、今回の調査では2つの確認を行うため、それぞれの確認に適したステータスを使用するようにした。

項目RS2-Lv10まで
強化した場合
RS3-Lv9まで
強化した場合
特化属性ステータス
(サポート値込み)
約24500約26000
非特化属性ステータス約5500約6000
調査に使用したブロマイドについての補足
  • スキルLvは最大とする
  • リンクUP++は「スコア150%UP」とする
  • パッシブスキルはなしとする

ブロマイドに割り当てるレゾナンスソウルの特殊効果

ブロマイド(というかキャラクター)に割り当てるレゾナンスソウルの特殊効果についてだが、全キャラクターのアクティブスキルに関する効果の割り当ては、以下の3パターンの内のいずれかであることがわかっている。

パターンAパターンBパターンC
RS1-Lv4の効果
(ほんの少し)
発動率増加クールダウン
時間短縮
効果時間延長
RS2-Lv3の効果
(少し)
効果時間延長発動率増加クールダウン
時間短縮
RS2-Lv6の効果
(少し)
クールダウン
時間短縮
効果時間延長発動率増加
RS3-Lv3の効果
(かなり)
効果時間延長発動率増加クールダウン
時間短縮
RS3-Lv6の効果
(かなり)
クールダウン
時間短縮
効果時間延長発動率増加

潜在能力を可変としたリンクUP持ちブロマイドにはこの3種類のパターン全てを割り当てることにし、それ以外のブロマイドは固定のパターンを割り当てた。

アクティブ
スキル
潜在能力レゾナンスソウルの
特殊効果
1枠リンクUP++可変パターンA/B/C
2枠リンクUP++固定パターンA
3枠リンクUP++固定パターンB
4枠リンクUP++固定パターンC
5枠リスキーダブルUP++固定パターンC
レゾナンスソウルの特殊効果の割り当てイメージ

なお、「発動率増加」効果については未調査のため、効果なしとした(仮に効果を含めたとしてもスコアの理論値が上昇するわけではないため)。

最後に、レゾナンスソウルの「スコアUPコンボ補正UP」効果についてだが、これは今回の調査の趣旨にそぐわないため、レゾナンスソウル1・2の効果については効果なしとしたが、レゾナンスソウル3の効果については効果が大きいため、念の為、合算の効果として「効果なし」「各20%UP」「各50%UP」の3通りから選択することにした。

調査に使用した楽曲

今回も以下の3つの楽曲(Expert)で調査することにした。

調査に使用した楽曲
  • Parallelism Crown(ノーツ数381)
  • カクレンボ(ノーツ数597)
  • 鳴動(ノーツ数807)

ライブを行う際はプレイする楽曲のタイプと特化属性に合うようにブロマイドのタイプとステータスを調整している。

その他の調査の条件

本調査におけるその他の条件は以下の通り。

その他の調査条件
  • プレイ条件
    • ステージ効果:+56%
    • やりこみ設定:140%
    • ノーツ判定:Full Perfect
  • その他
    • ハイスコアはスコアを1万回計算した時の最大値とした

調査結果

まず、レゾナンスソウル2のLv10までの強化に限定した環境での調査結果を紹介した後に、レゾナンスソウル3の強化も含めた環境での調査結果を紹介する。

レゾナンスソウル2のLv10までの強化に限定した調査結果

Parallelism Crownにおける調査結果

Parallelism Crownにおける調査結果
  • 概ね互角だが、スキルタイムUPとの組み合わせでスコアが高くなる傾向がある

カクレンボにおける調査結果

カクレンボにおける調査結果
  • どのパターンの特殊効果においても、スキルタイムUPとの組み合わせでスコアが高くなる

鳴動における調査結果

鳴動における調査結果
  • どのパターンの特殊効果においても、スキルタイムUPとの組み合わせでスコアが高くなる

以上より、レゾナンスソウル2のLv10までの強化に限定し、レゾナンスソウルの特殊効果を含めた場合、概ねスキルタイムUPに優位性があることが確認できた。

レゾナンスソウル3までの強化も含めた調査結果

Parallelism Crownにおける調査結果

常時スコアUPコンボ補正UPの効果なしの場合
常時スコア20%UPコンボ補正20%UPの場合
常時スコア50%UPコンボ補正50%UPの場合
Parallelism Crownにおける調査結果
  • パターンA(RS3で効果時間延長、クールダウン時間短縮)の特殊効果とスキルリキャストDOWNの組み合わせでスコアが最も高くなる
  • パターンB(RS3で発動率増加、効果時間延長)の特殊効果との組み合わせではスキルリキャストDOWNの方がスコアが高くなる
  • パターンC(RS3でクールダウン時間短縮、発動率増加)の特殊効果との組み合わせではスキルタイムUPの方がスコアが高くなる

カクレンボにおける調査結果

常時スコアUPコンボ補正UPの効果なしの場合
常時スコア20%UPコンボ補正20%UPの場合
常時スコア50%UPコンボ補正50%UPの場合
カクレンボにおける調査結果
  • Parallelism Crownと同じ傾向

鳴動における調査結果

常時スコアUPコンボ補正UPの効果なしの場合
常時スコア20%UPコンボ補正20%UPの場合
常時スコア50%UPコンボ補正50%UPの場合
鳴動における調査結果
  • パターンA(RS3で効果時間延長、クールダウン時間短縮)の特殊効果との組み合わせでは、他の楽曲と同じ傾向
  • パターンB(RS3で発動率増加、効果時間延長)、およびパターンC(RS3でクールダウン時間短縮、発動率増加)の特殊効果との組み合わせでは、他の楽曲程ではないが同じような傾向がみられる

参考

調査で使用したバンド編成において、リンクUPを持つ全てのブロマイドの潜在能力とレゾナンスソウル3までの特殊効果を色々変えて、スコアを確認したので参考までに紹介しておく。割り当てる能力と効果は4枚とも同じものとし、レゾナンスソウルによるスコアUPコンボ補正UPはなしとした。

アクティブ
スキル
潜在能力レゾナンスソウルの
特殊効果
1枠リンクUP++可変可変
2枠リンクUP++可変可変
3枠リンクUP++可変可変
4枠リンクUP++可変可変
5枠リスキーダブルUP++スキルタイムUP+固定
バンド編成のイメージ

Parallelism Crownにおけるスコア

カクレンボにおけるスコア

鳴動におけるスコア

まとめ

今回は、ブロマイドの潜在能力「スキルリキャストDOWN」は「スキルタイムUP」よりスコアの面で劣るのかどうかについて調査した内容を紹介しました。

バンドに編成したブロマイドの内、特定の1枚だけ潜在能力とレゾナンスソウルの特殊効果を色々と変えてスコアを計算し、その結果、以下のことがわかりました。

やはりスキルリキャストDOWNはスキルタイムUPより劣るのか?
  • レゾナンスソウル2までの強化に限定すれば、確かにスキルリキャストDOWNはスキルタイムUPより劣る傾向がある
  • レゾナンスソウル3までの強化も含めれば、スキルリキャストDOWNの方がスキルタイムUPより優れる場合が多い
    • 「効果時間延長」を解放しない場合は、スキルタイムUPの方が優れる傾向がある
    • 「効果時間延長」を解放すれば、スキルリキャストDOWNの方が優れる傾向がある
    • 「効果時間延長」と「クールダウン時間延長」を解放すれば、スキルリキャストDOWNの方が優れる

レゾナンスソウル3で「アクティブスキルの効果時間延長」を解放できるキャラクターは単純計算で全体の2/3であるため、潜在能力以外が同程度の強さのブロマイドであれば、多くの場合はスキルタイムUPよりスキルリキャストDOWNを持ったブロマイドの方がよりスコアアップに貢献できるでしょう。併せて「アクティブスキルのクールダウン時間短縮」を解放できるキャラクターは言わずもがなですね。

今回はリンクUPで調査を行いましたが、他のアクティブスキルでは結果が異なるかもしれません。機会があれば調査してみたいと思います。

最後に、レゾナンスソウル3で「アクティブスキルの効果時間延長」と「アクティブスキルのクールダウン時間短縮」を解放できて、現時点でURブロマイドが実装されているキャラクターと、それらのキャラクターの中でリンクUPとスキルリキャストDOWNを兼ね備えているブロマイドを紹介しておきます(こちらの環境で確認できていないキャラクターは掲載していません)。

バンドキャラクター
Mashumairesh!!デルミン
プラズマジカチュチュ
徒然なる操り霧幻庵ダル太夫
BUD VIRGIN LOGICアイレーン
REIJINGSIGNALララリン
DOKONJOFINGERヤス、双循
シンガンクリムゾンズヤイバ
トライクロニカカイ
ARCAREAFACTオリオン
クリティクリスタロージア、ジャクリン
Yokazenohorizonクースカ
しにものぐるいでゅらでゅら、がしがし
ウワサノペタルズきっつん
忍迅雷音
セロティックホリックぎゃらこ、ギリリ
Kuronoatmosphere661
スペシャルコリエンテ、デモンバット、チッティ
RS3で効果時間延長とクールダウン時間短縮を解放できるキャラクター
キャラクターブロマイドタイトルタイプ特化属性
アイレーン徒花だって…結実する事もある…キラキラリズム
ヤス俺は俺らしくあり続ける!ワクワクメロディ
アイレーン世界最強のふたりなのだ!ドキドキメロディ
ララリン真夏のWeddingLive!!キラキラメロディ
上表に含まれるキャラクターでリンクUPとスキルリキャストDOWNを兼ね備えているブロマイド

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